鉄ジグ、補修してみました
サビ鉄ジグ補修
自分の釣り(ジギング)は
NatureBoys鉄ジグ使用です。
毎回、釣行の後、塩抜きし、タオルで拭き、その後乾燥させてますが、数年使うとやはり錆びます。
鉄ジグは比重が軽く、他の素材に比べて、横向きの姿勢を長く取りやすく、食わせやすく釣果も上がる利点があります。
しかし、欠点として鉄なので錆びます。
錆びることは、決して、悪い事ではなく、ジグをロストした場合、錆びて朽ち果てるので、環境への負荷は、小さくすることができます。
メンテしていても、使用のうちに付く小傷から塩が入り、どうしても錆びてしまいます。
どうにか、もう一度、魚にアピール出来るようにしたいと思い、補修してみました。
テーブルバイス
今回は庭で作業!
先ずはアウトドアテーブルに木片をかませ、テーブルバイスをセット。ジグをしっかりホールドできます。ホームセンターで2千円前後で購入できます。
首が360度動くので非常に作業しやすいです。
アシストフック作りにも役立ちそうです(笑
グラインダー研磨
先ずは、研磨作業。
スクレーパーでハゲた塗装を大まかに剥がします。
上下の部分が錆びることが多いです。
次にグラインダーに研磨パッドを付け、研磨。
錆を落とし、綺麗にします。
三層構造がはっきり!
職人さんの丁寧な仕事が見て取れます。
マスキング
マスキングテープを片側づつ貼り、外周に沿って、カッターでカット。意外にすんなりいけますよ(笑
両面やったら準備OK!
サビ置換剤処理
サビの酷い物はこちらをスプレー。
錆を黒サビに変換して、進行を止めます。
こんな感じに変色。
塗装下塗り
綺麗にサビが取れたら、下塗りのプライマー処理。
プライマー(上塗りと素材の密着をしやすくする塗料)を塗ります。今回は塗料は全てカー用品の物を使用しました。15センチほどはなしスプレー、数回に分けて塗るイメージです。
一度乾燥
ダンボールに、クリーニングのハンガーの針金で作ったフックで吊り下げ。
しばらく乾燥させます。
今回は室外作業ですが、室内の際はこれを簡易塗装ブースとして使用も出来ます。
上塗り
今回の上塗りは、娘の車の補修のあまりのペイント!ピンクシルバー系の色です。
塗ってみると自然な色でまあまあ。
ここでマスキングを剥がすのがポイント!
乾いてしまうとうまく剥がせなくなるのと、折角の塗料が剥がれる事があります。
背黒のタイプの背側はこのタッチアップで!
キャップの中に筆のついてるタイプです。
色はブラックレッド。黒の中に微妙な赤が見えます。
再乾燥
ここで1、2時間程、再乾燥。
この段階でほぼ完成。
補修前と比べると、サビがほぼない状態です。
夜光塗料、蛍光塗料などで、アピール強化もあり?
クリア塗装
最終工程はクリア塗装。上塗りした、カー塗料はこのクリアをかけないと、きちんと発色しません。
また、クリアを全体へもかけ、簡易保護に!
ここで、ウレタンにドブ漬けすれば、更に強固な膜を作れますが、鉄ジグのポリシー(環境負荷の低減)を考え、ロストしたら、サビて朽ち果てやすいようにあえてしません。
最終乾燥
約半日乾燥して完成!
今回はあまり物のカーペイントを使用しましたが、もっといい塗料が有るかもしれません。
あくまで、個人の実験的な補修です(笑
昨年の秋は三陸でも、1メートルを越える釣具屋さんの回し者(サワラ)が多く釣れました。
そんな時にも、この補修ジグで、ロストを怖がらず、攻め続けられると思います。
今後、使用しての状況をお伝えできればと思います。
昨年のサワラの記事はこちらです。
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https://titi-oka.hatenablog.com/entry/2019/10/29/223808
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